4.19.2011

06 "Discover The World of Adventure" 1/24 Volkswagen T1

一歩進んで二歩後退してしまいました。

前進したのは後部ドアを開口した事。
▲元の窓を塞いだ後、スワッシュメンバーのGULLさんにまたまた切り出しを頼みました。
▲新たなドアパーツはDoozyさんにもらったハセガワの23ウインドウタイプの物。


▲ぴったりと収まります!凄い精度です。GULLさんありがとう!


























後退したのは・・・サイドドアの開け直し。
ディオラマのレイアウトを考えてみた時。
サイドドアは右側。こちらを手前に持ってくると、進行方向は左→右になります。
絵で描いた時もそうだが、車の先頭が→右に向いているとなんとなく落ち着かない感じになります。
落ち着かなく見える理由の日本は左側通行だからという説がある。ちなみに欧米は逆になるらしい。
また、ワーゲンバスの写真集を見ていたら、左ハンドルだけではなく、英国や日本などへの輸出用に右ハンドル仕様があるのを発見しました。これはハンドルが右側でサイドドアは左側です。!!それなら右ハンドル仕様に改造してしまえば、レイアウトの問題も片付きます。
という事で、苦労して開けたドアまた元の状態に戻し、整形後にあらためて、サイドドアを切り出しします。

▲1号車はサイドドアを元に戻し、接着します。

▲2号車はドアとウインドウを埋め直し。
窓には切り出した時のデーターを利用し、同サイズのABS板を切り出し、接着。


以降、窓を処理したドアをボディにはめ込んで塞いだ後、ポリパテで表面を整え、ラッカーパテとサーフェイサーで傷を消す事にします。

今日はここまで ^..^ バカ過ぎ。

4.16.2011

05 "Discover The World of Adventure" 1/24 Volkswagen T1

ドイツレベルのSamba Busがやってきました。
























この作品では各ドアをオープンする必要があるのですが、ハセガワのキットでは、インテリア再現でかなり苦労するのが目に見えていました。
どうしようか考えていた所、ドイツレベルもワーゲンバスを出している事を知り、調べるとパッケージ写真から内装、エンジンなどが再現されているとわかりました。
どの程度の出来かは実物を見ていないので不安だったのですが、すがる思いで買ってみました。



買って大正解でしたよ!実に良く出来ています。
ディテールが超絶なキットというわけではなく、どちらかというと古くさい感じのキットなのかもしれません。(キットは最近のものです)
しかしシート、内装やシャーシの裏などの彫刻が実に良い味出してます。こういった古い年式の車に合った雰囲気なんです。実に上手い設計だと思います。何より設計者のワーゲンバスへの愛が感じられますね。












ちょっとハセガワとレベルのキットを比べてみます。
■シャーシは右側レベル(以下R社)は2パーツで構成されています。裏面の彫刻は圧倒的にR社が良いです。完成したら見えなくなってしまうのですが、このくらい表現してあればテンションが上がります。
左側のハセガワ(以下H社)は??。製品のコンセプトはどうなっているのかわかりませんが、1/24にしてはあまりにもお粗末。押し出しピンもなんだかなぁ。



 ■R社(右)には車体前面内部のカバーがついています。これを作らずに済むのは嬉しい!前後席の仕切り板もR社の方が断然良し。灰皿のモールドもあります。




■ダッシュボードはこれだけ違います。R社は2パーツを使って収納部が再現されています。スイッチ類もちゃんとついています。
H社は・・・






■一番のポイントはシートです。
全てスクラッチを覚悟していましたが、R社のシートを見て感涙にむせびました(大げさ?)
そのくらい良い出来ですよ!座面や背もたれの凹んだ感じなど実に素晴らしい!インジェクションキットでは上級のモールドです。ちゃんとパイプ状の足がパーツになっているのも◎です。
H社のはしんどい・・・。


■ボディ-R社(おまけ) 
今回23ウインドウタイプを作らないので、ボディは全く使いません。
ボディパーツが10数点に分割されていて、はたして本当に組めるのか?でした。で、試しに組んでみると、これがちゃんと出来るんです!運転席のドアの隙間がほとんど開かずにぴたっとはまります。
すりあわせはほとんどなしです。ボディ後面はエンジンパネル、トランク部共に開くのでちょっと隙間が空きます。
ただシャーシに接着しながら組んでいくので、塗装手順は考えないとダメかも。(画像のはボディだけで接着しています)内張のモールドを入れるにはこういった分割をするしか無かったのかも。(H社はボディ一体成形、内張無し)

H社、R社両者の寸法はほぼ同じなので、流用がしやすそうです!
ボディはH社、シャーシ、内装はR社の組み合わせで製作を進めて行きます。

あまり褒めていないH社のキットですが、23ウィンドウタイプでなければ、内装が見えないので気にならないと思います。ドアも開かないですしね。
あまりにもR社のキットが良すぎて厳しい事を言ってしまいましたが、今回のプランはH社のキット無しでは出来ないのです。なんだかんだで4台も買ったしね。
ちなみにR社、国内での定価は7000円位するみたいです。安売りでも4000円台でした。
私は海外から取り寄せました(送料込みで3000円くらい)

また贅沢なモデルになってしまいました。これは絶対完成させないとね。

今日はここまで ^..^




4.12.2011

04 "Discover The World of Adventure" 1/24 Volkswagen T1

ワーゲンバスのカラーリングを考えてみました。



英国旅行社車両という設定なのでユニオンジャックの色である赤、白、青を使っています。
赤、青は原色ではなく、少しくすんだ色がぴったりと来ます。
基本色は最初サンドカラーだったのですが、軍用車ではないのでブルーグレーを。
あれ、ジャーマングレーっぽいから軍用車みたいかなぁ??

ロゴマークは世界のあちらこちらの辺境を訪れるツアーなので地球をモチーフにしました。
DWATはDiscover The World of Adventure Toursの頭文字。
書体は60〜70年代によく使われたEurostile、英国生まれのGill Sans,Baskervilleを使いました。
側面には広いスペースがあるので、色々と描き込みたくなる所ですが、ここはシンプルにした方が上品で英国ぽいような気がします。

しかし、実際に模型で再現したときに間延びした感じになるかもしれないので、その時は何かレターを入れる方向も残しておきます。
(きっと現代の設定だったら、イラストや写真を車体全面に入れたりするだろうな)

色の入った図面が出来るとプランに現実味が増すというか、なんかこれを模型で作りたいという意欲が沸いてきます。あまりまとまった時間が取れないのですが、とにかく作り続けていくことにします。

いや〜架空の物語、車両を考えるのは本当に楽しいです。

今日はここまで ^..^

4.10.2011

03 "Discover The World of Adventure" 1/24 Volkswagen T1

■1号車を進めています。
デリバリーバンのボディ2台分を使って延長します。
贅沢モデリングになりますが、欲しいものを作るには致し方ありません。
後でボディパーツだけ部品請求すれば無駄にはならないでしょう。

ちなみに切り落としたボディをつなげたらショートボディのバンができました。
これはDoozyさんにプレゼント。
彼が情景で使ってくれるそうです。


 ■右側面の後ドア1枚分の延長をしました。
ついでにサイドのドアを開状態にするのでカット。
断面を綺麗にヤスリで仕上げた後、前後がずれないように接着。

この後は
1. 後のドアを幅の狭いタイプに変更。キットのウインドウをいったん全て塞いでから新たにリアのドアを開口。

2. リアの凹ルーバーのモールドを埋めた後、凸形状のルーバーに変更。

3. サイドウインドウを開口。

4. 左右の運転席ドア、エンジン用パネルを開状態にするため切り取る。

5. 後輪を2連にするためタイヤハウスを広げる。

6. ボディの前面パネルを手直し。

これらの作業は追って書いていきたいと思います。

今日はここまで ^..^

4.09.2011

02 "Discover The World of Adventure" 1/24 Volkswagen T1

先に製作していた2号車です。
ベースキットはハセガワの1/24ピックアップトラックとデリバリーバン。


 
■ボディはかなり薄く成型されているので切断は簡単。シモムラアレック製のハイパーカットソーでそれぞれのボディを切り離していきます。ハイパーカットソーは切れ味良し、また超薄刃なので切りしろが少なくて済みます。スクラッチビルダーにはかなりのお勧めです。

青色の部分がデリバリーバン、白色がピックアップトラック。荷台も短く切って接着。
同じメーカーのシリーズ物なのでカットラインでの接合はきれいに出来ます。



■左右のドアを切り出します。
切り出しはまずカッターで何度もなぞった後、貫通した箇所からハイパーカットソー(直線部分)やエッチングソー(曲線部分)を入れて少しずつ切り進めました。
ドアを切ってしまうと薄いボディはかなりヘロヘロで超デリケートな状態。

特に右側のピラーと前席のウインドウの縁はかなり細くてやばい!
 



  

■サイドウィンドウの切り出し。
これはSWASHメンバーのGULLさんに頼んで彫刻機で切り取ってもらいました。(感謝!)
寸法通りに綺麗にカットされています。機械加工にはかないませんね。
ついでにフロントウィンドウのモールを切り取りしてもらいました。
こうすれば、スプリットウインドウを左右別角度に跳ね上げたりできますからね。


 今日はここまで ^..^

4.08.2011

01 "Discover The World of Adventure" 1/24 Volkswagen T1

今日から新規製作の模型をアップしていきます。

アイテムは以前のブログで触れた1/24フォルクスワーゲン・タイプ1。
これをじっくりと作る事にしました。
この数年は製品のプロモーション目的に作るものばかりだったので、久しぶりの完全プライベート作です。
仕事の合間にちょこちょこと作るので完成までの道のりは長そうです・・・
その分、作業をまめに撮影してこのブログに載せようと思っています。

そもそもが模型大会用のネタだったのですが、時間が経つにしたがい色々なプランや設定が浮かんできました。

設定は・・・
1960年代、アドベンチャーツアーを売りにしたイギリスの旅行会社が使用した車両。
断崖絶壁のような険しい土地、1台のトラックがぎりぎり通れるくらいの狭い道を通行する2台のタイプ1。
途中1台がエンジントラブル(またはパンク)で立ち往生。
それをドライバーが修理している場面。
不安そうな乗客や修理を興味深そうに見ている子供など。(旅行社隊員4名、乗客7人くらい?)

1/24のバンが2台登場する情景となるとかなり大きな作品になります。はたして完成するのか??
仕事ではないので楽しんで作ることにしましょう。

2台の図面を引いてみました。

模型大会で作る予定だったピックアップトラック+デリバリーバン。
後輪を2輪にするつもりだったが、車内がかなり狭くなってしまうのでヤメ。
荷台には幌を張るかも。(荷台の使い方次第)
こちらを2号とします。




追加で作る事にした1号です。
バンタイプをロングボディに改造。(ドア1枚分延長)
2号でやるつもりだった後輪2輪をこちらに採用。
やはりロングボディの方が2輪にしても無理がないですね。


テールランプやヘッドランプカバーなどは実車にはないオリジナルの仕様にします。(架空車両だし)
ドアはほぼ全てをオープン状態にし、1号車はエンジンを見せるつもり。(もしかしたらポルシェのエンジンを積む込みます)
タイヤはバルーンタイヤのような太めのものがいいかな。
どちらも屋根にルーフキャリアを付けます。(荷物満載!)
今日はここまで ^..^