インストの製本も終わり、キットの準備は完了しました。
予約分は今日から出荷です。
キットを手にした方々が楽しんで作ってくれたら嬉しいなあ。
キットと同時発売の専用カラーについて書いてみたいと思います。
このカラーはミニ実車用塗料です。
供給先である
ガレージ・グレースの車達に使われてものと同じです。
当時のメーカー純正色を現在の安全基準に適合した原料で作っています。(イギリス製)
色合いはBMCカラーチャートによる配合で調色されています。
モーリスミニマイナー用には
Cherry Red、
Old English White、
Clipper Blue。
オースチンセブン用には
Tartan Red、
Farina Grey、
Speedwell Blue。
実際の車に使う塗料なので模型用とは多少異なりますが、いくつかの注意点を守れば問題無く使えます。
模型用塗料に比べると顔料の配合率が高く、発色、隠蔽力、耐久性、艶に優れています。車は野外で使われるんだから当然ですよね。
では、専用カラーについて、ガレージ・グレースから教えてもらった事と、実際に我々が使用した時の感想などを交えて書いてみます。
■下地について
サフェーサーは模型用よりラッカープライマーサフなど車両用塗料をお使い下さい。(カンペやロックペイント製など)ウレタン系もOKです。
模型用も使えなくは無いと思いますが、厚塗りはNG。十分な乾燥時間を取って下さい。(要テスト)
気泡や段差の処理等に使用するパテはポリパテ、板金パテ、瞬間接着剤をお勧めします。
ラッカーパテ使うなら、少量にとどめてください。(板金用を推奨)
■下塗りについて
サフェーサー同様、ウレタン系または実車用のラッカー塗料を推奨します。(ロックペイント製など)
あまり厚塗りをしないこと。
模型用ならガイアカラーなど顔料が多めの塗料が使えるかもしれません。(要テスト)
Mr.カラーやタミヤ、クレオス等のラッカースプレーはお勧めしません。
水性アクリル、エナメル系は不可です。
専用カラーの色によっては下色を入れなくても色が乗ります。
■専用カラーの使い方
この塗料は1コート用です。(下塗りを除く)
ウレタン系ですが、特に硬化剤は必要ありません。
希釈はラッカーシンナーがベスト。(Mr.カラーでも塗れます)
ウレタン系硬化剤を添加して使用することも可能ですが、あまり多く入れてしまうと縮みが発生する可能性があります。
使用するウレタン硬化剤にもよりますが、塗料10に対して硬化剤1くらいが妥当です。(多くても3くらい)
硬化後は研ぎ出しやコンパウンドでの磨きが出来ます。
顔料が沈殿しているので缶の中身をよくかき混ぜてから使用します。
撹拌が不十分な場合、正確な色合いが出ません。
吹きつけ塗装をして下さい。
あまり気温の低いときは乾燥が遅くなるので避けて下さい。
重ね塗りする場合は1回目が完全に乾き切ってしまわないうちに2回目を塗って下さい。
完全に乾いてから重ねると塗膜が縮みを起こす可能性があります。(2コートになってしまう為)
あまり厚塗りをしない方がよいでしょう。
我々のサンプル模型では薄めの2度塗りで済ませています。
■上塗り(クリアー塗装)について
ウレタン系のクリアーを推奨します。
一度に厚塗りをすると失敗する可能性があるので注意です。
*余談ですが・・・
実車は吹きっぱなしです。当時の車は今とは違いクリアコートをしていません。
模型でも1コートの方がこの塗料を活かせると思いますし、60年代の車の雰囲気が出るような気がします。
■最後に
使用するサフェーサーやクリアーの注意書きをよくお読みの上、専用カラーとの適合性を十分にテストしてから本番に臨みましょう。
注意する事が多い様に思えるかもしれませんが、専用カラーが強いので下地、上塗りとの相性に気をつけて下さいという事です。
実際に使ってみると特に難しくは無く、普通の模型の塗装となんら代わりはありませんでした。
色乗りが良いので厚ぼったい表面にはならず、とても塗りやすかったです。
私たちがサンプルモデルを作った時はとても気温が低く、しかも夜中でした。
条件としては最悪。当然、乾かない!
塗装後、1日おいてから組立した所、強く持つとなんとなく指紋が残りました。
「締め切りピンチ!」だったので組立を続けて、最後に目立つアラをコンパウンドがけして終わせてしまいました。
現在は完全に硬化してますが、悪条件で塗装したので完全硬化には1週間要しました。
皆さんはいつも心がけていると思いますが・・・
換気がちゃんと出来る場所で塗装してくださいね。(一応ウレタン系なので)
手袋、マスクの使用もお忘れなく。
皆さんはどの色のミニが好きですか?
塗料の状態で見たときはイメージが沸かない色もあったのですが、こうして全色塗って並べると、どの色もしっくりとして良いんですよ。
実際、予約を頂いているお客様の好みは偏りが無く、どの色も同じくらいの人気です。
ボクはモーリスのクリッパーブルーで作りますよ。
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お買い求めは弊社ウェブサイトまで、よろしくお願いします。