1.14.2014

Indian648とDon Emdeさん

2014年初投稿。
今年もあまり更新できないかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

昨年、SWASH DESIGNは INDIAN648   1948年Daytona200 優勝車を模型化しました。
キット化にあたり優勝者Floyd Emdeの子息であるDonさんに全面協力頂いたので、
メンバー間でお礼の完成モデルを贈ろうという話がでました。
ただ、繊細な模型なので郵送はできません。手渡しが一番だがどうする??と・・・

幸運にも親族にサンディエゴ在住の人がいて、彼は仕事の関係でアメリカと日本を行き来していました。完成モデルの手渡しを頼んだ所、快諾してくれたので、話はトントン拍子に進みました。

彼はクリスマス休暇の帰国時にドンさんを訪ねてきてくれたので、その時の模様を少し。

エムデ氏オフィスは親戚の家から車で所要時間40分(距離70km?)くらいだそうで、彼らの感覚では近所とのこと。
広大なアメリカではそんな感覚なんでしょうね。

彼によるとDonさんはとても優しい人で、事務所やガレージを案内してくれ、またレースの歴史などを解りやすく話してくれたそうです。



彼が何枚か写真を撮ってきてくれたので公開します。


素敵な事務所です。
壁には古いレースの写真が飾られています。
Board Track Racingの写真がカッコイイ!

右下のテーブルにはうちのメンバー和田隆良が贈った絵が置かれています。






壁には1948デイトナ200優勝者フロイド・エムデの写真がありました。(ドンさんのお父さんです)
SWASH DESIGNはこれをキット化しました。

テーブルにはプレゼントした完成モデルがあります。










完成モデルを手にするDonさん。
ドンさんも1972年のデイトナ200の優勝者です。
親子で優勝した人はエムデ家だけとか。

ちなみにお祖父さんは警察官でバイクに乗っていて、
アマチュアレースをしていたそうです。

また、ドンさんの兄弟とドンさんの息子さんもレーサー。

アメリカでは有名なレーサー一族です。





ガレージにはあの優勝車のレプリカマシンがありました!
自分がこれを目の前にしたら興奮しちゃうでしょうね。













Donさんと親戚の記念写真。
お陰様で我々の感謝の気持ちを伝える事ができました。
ありがとうございます!














ドンさんからサイン入り写真を頂きました。
 中央の写真はドンさんが72年に優勝した時のもの。後に立っている人がお父さんのフロイドさん。

家宝が出来ました!




これはボクがオーダーしたドンさんの著書。
中にサインを入れて貰いました。

デイトナ200について書かれています。
貴重な写真が多数載っている実に立派な本です。

興味の有る方はこちらにお問い合わせ下さい。

http://www.partsmagazineonline.com/





今後、アメリカに行く機会が出来たら、その時はドンさんを訪るつもりです。

INDIAN648という模型を通じ、素晴らしい出会いがあった事に感謝します。



7.02.2013

ミニギャラリーその4【 市原 三千男 さん】

愛知県にお住まいの市原三千男さん作のミニ・バンをご紹介します。

昨年の横浜ホビーフォーラムで先行販売分をお買い上げ下さってから、1ヶ月もしないうちに完成の報告を頂きました。(紹介が遅くなりましたが)

早い!だけでなく素晴らしい出来上がりです。

スクラッチビルドも手がけてしまう技量をお持ちの方ですから何も不思議はないのですが・・・

オリジナリティ溢れるカラーリングが目を引きますね。
ホィール&タイヤは市原さんのオリジナルに履き替えられています。

鮮やかなグリーンを古いミニバンに違和感なくフィットさせたセンスは見事です!

この作品を見たら、様々なカラーで塗装されたバンを並べてみたくなりましたよ。





6.29.2013

ミニギャラリーその3【 小林 祐 さん】


今回ご紹介するのはプロダクトデザイナーの小林 祐さん作のオースチンセブンのディオラマです。

建物や小物が丁寧に作り込まれています。
トランク一杯の荷物とこれから積まれるであろう大きな木箱やスーツケース。なんと助手席が外されていますよ。
小さくても使い勝手抜群なミニの特徴がよく出ていますね!

ご本人のコメントです。
マイペースで作っていたら、結局ここまで1年かかってしまいました。「トランクとドアが開いた状態にしてくれ!」と訴えられている様だったので、そうした のですが、そうなると背景が欲しくなり、ノリでディスプレイ台を作り始めたら、どんどん育って4階建てになってしまいました。もう少し手を入れたい所もあ りますが、先ずは1周年で一段落ということで、、、(^_^;)。









4.30.2013

インディアンの実車画像編 その2

GWのさなか、皆さんはどのようにお過ごしですか?

ボクは普段通りに仕事をしています。

今月は静岡ホビーショーや1泊旅行があるので、GWはとくに休みもなく過ごします。
天気が良いのでサイクリングしたいですけどね。


ではインディアンの実車をアップしていきましょう。


左前のアングルです。

フォークに空気入れが装着されていますが、これは
オリジナルではなさそうです。

軍用仕様ではフォーク、メーター、ハンドル等はガソリンタンクと同色です。

メーターなどの配線がごちゃごちゃとついてます。



サスペンションの調整ハンドルです。


各アーム、スプリング、ライトの基部の関係が分かると思います。

















スピードメーターの取り付け位置。


右側のブレーキ周辺です。

下のワイヤーがブレーキ

上の突起部分はスピードメーターの
ケーブルのジョイントになります。

 ホーンの取り付け位置がわかります。形状はオリジナルでは無いです。

エアクリーナー周辺です。

ギアケースと変速機のロッド基部。


変速ペダル、ステップなど。

ギアケースの後部。
キットでは省略していますので、気になる方はこの画像を参考にして下さい。

下のアームはリアブレーキのものです。
取り付け位置がわかるでしょう。

エアクリーナーのパイプの上に見えるのがシフト用のアームです。

 セーフティガードの位置がわかる画像です。

キットでは同じ構造で接着するのは難しいので
少し変えています。

 フレームとエンジンブロックの固定箇所。

ジェネレーター(発電機)が見えます。

 真上からみた変速ペダルとステップ。

サイドスタンドの取り付け箇所。























右側リアタイヤ周辺。
















 エンドプレート。



リアブレーキのロッド。
スタンド、フェンダー用ステー。

フェンダー用のステーは垂直方向のものが水平方向のもののに重ねられています。

水平方向のステーが上になっている車体もありました。キットでは水平方向が上になるようにしています。













 左側エンジン周辺です。

 バッテリーとキックペダル、チェーンカバーの位置関係がわかります。


チェーンカバーはフェンダーステーに付いている金具に留められています。

エンドプレート周辺。

チェーンの引きを調整するボルトがあります。

ブレーキペダル、ステップ用プレートとの位置関係がわかります。

別角度より。

ジェネレーター。

サドルのスプリングプレート。

フェンダーにはイグニッションコイルが留められています。

ハンドル、ガソリンタンク周り。

3つあるキャップのうち、上2個はガソリン注入口、下のものはオイル注入口です。


 ガソリンタンク前方のパネルにある計器は
右がアンメーター(電流計)、左がライトスイッチです。

コーションプレートの位置がわかります。

 サドルの取り付け金具の形状がわかりますね。

スプリングプレートの位置。

上がサービス・テールランプ

下はブラックアウト・テールランプ。
(色は上と同じになります)




















いかがでしたか?

画像はもっとあるのですが、どこまでアップしたら良いのか分からないのでキット製作に役立ちそうなものを選んでいます。

他にこんな箇所の画像が見たいというリクエストがあればアップしますね。

それではインディアンの製作がんばってください!!

4.25.2013

インディアンの実車画像編 その1

数回に分けてインディアンの取材写真をアップします。

この車体は741Bに準じて手を入れてありますが、完全な1940年代当時の仕様ではありません。
とはいえ、キット製作の際にはパーツの取り付け位置や方法、また配線等のディテールアップには
参考になると思います。
うちのキットはこの車体での採寸と形状の把握をし、当時のマニュアルやパーツリストにて作図しています。



軍用仕様はエンジン関係をのぞき、ほぼ全体がオリーブドラブ(米軍)かダークグリーン(英軍)です。
この車体はフレームやフォーク、ホィールが艶有りの黒で塗られています。
民間仕様にカスタムされたものと軍用のパーツをミックスして組まれたのでしょうか・・・






















































タイヤはオリジナルより太いものを履いています。当時のタイヤは結構細いものなので、違和感があります。

タイヤのボリュームがあるので、マッチョな感じです。
実際はもっとスマートです。
外装品はほぼオリジナルなのでしょう。




エアクリーナーは当時のものでしょう。
ホーンは?

テールライトは上段はオリジナルですが、下段のものはどこかから持ってきたものでしょう。


リアフェンダーにはキャリア用の穴が開いています。他にも無数の穴があるのは
補助シートを付けていた名残?
ガソリンタンクのキャップやハンドル、サドルのステーは軍用なら車体と共色です。

車幅の参考になると思います。


今回は全体像をお届けしました。
雰囲気が伝わったでしょうか?

次は細部の画像をアップしますね。

では〜