11.26.2010

自転車の模型

せめて週1回の更新くらいはしたいと思っているのですが、ぬる〜い性格ゆえ、なかなか書けません。
そんな言い訳はともかく・・・SAS製作記を始めましょう。

あ、でも。
今日はどうしても書きたい趣味の話にしちゃいます。

それほど多趣味でないボクは模型製作が趣味から仕事になってからは、自転車が1番の趣味かな。
サイクリングはもちろん、自転車のメンテや組立も好きで自宅の3台の自転車は全てフレーム、パーツを別々に買って組み立てたものです。もっと若ければ自転車店に勤めていたかも・・・。
自転車に目覚めたのは20数年前、当時国営BS局で放送されていたツールドフランスを観て以来、どっぷりとはまってしまいました。レーサーのかっこよさにあこがれロードマシンを購入して乗りました。
その後、レーサーは売ってしまいましたが、MTBに乗り換え、今に至ります。
SWASHメンバーのフレーバー和田さんもサイクリング好きなので、2人でよく乗りに行きます。
数年前からまたロードに乗りたくて、イベントの試乗会であれこれ品定めしながら、いつか来るであろう?マイちゃり購入に夢をふくらませています。(これがおいそれとは買えない値段なんだよねぇ〜)

TV観戦はというと20数年前には考えられないくらいのレースがライブで放映されるようになりました。
5月のジロでイタリア、7月のツールドフランス、9月のブエルタ・ア・エスパーニャといった3週間のステージレースになると、毎晩(〜深夜)TV観戦で大変なのです?!

ところで、自転車って模型が少ないですよね。
自動車、オートバイは沢山あるんだけど、自転車は模型映えしないのか、生活に密着しすぎて夢がないのか・・・
古くはプロターのレーサーが数種類。これ作るの大変なんだよね〜
70年代に流行った電子フラッシャー付き自転車の模型なんていうのもありました。
1/24の車についてるアクセサリーみたいなものとか。
1/35の軍用自転車。
 どれもピンと来ないんだよね。


と思っていたら、琴線に触れるキットが有りました!ワンフェスで購入した友達が教えてくれたのです。
大好きなマルコ・パンターニのマシンです。
スケールは1/9。
ダブルツール1998 スプリントVer.”
”World Championship ITT 1999”

このキットを販売しているのは「さくらNRC」です。
リサーチが行き届いているし、パーツは美しいし、インストも丁寧でデザインも良いし、キットとしての構成が実に素晴らしいです。
沢山売れるアイテムではないと思いますが、好きだから模型にしたというガレージスピリッツが伝わってくる気持ちの良い模型です。
他にも折りたたみ自転車やアメリカスカップのヨットなど、他にはないアイテムが出ています。
興味のある方はぜひHPを見て下さい。
http://sakuranrc.blog47.fc2.com/


 
また最近フランスから取り寄せた1/35、MK35のRacing cyclist 1938 and after
モデルは誰なんでしょう?良くできているキットです。
レジンでは自転車が華奢すぎてへろへろ。
1ミリくらいのタイヤ幅では無理はありません。フィギュアはなかなか良い感じです。
どちらのキットもじっくりと作りたいですね。パンターニのマシンにはフィギュアを乗せて。
1/35は複数台使ったレースシーンの情景かな。

次回はSASジープ製作記を書きますね。

9 件のコメント:

  1. はじめまして、Kazufumiと申します。ヒストリカルミニチュアをやっています。

    AIRFIXのSASのヴィネットで齋藤さん存在を知り、貴殿の一連の作品(ヒストリカルからAFV系まで)の大ファンです。遅ればせながら今日ブログをやっていることを知りました。

    また、私も趣味で自転車をしています。このエントリーを見て衝撃と興奮を抑えられずにコメントしました。ビアンキは私が最初に買ったバイクなのです。こういうキットがあるとは知らなかったので、感謝!です。本当にありがとうございます。

    もしかしたらもう手に入らないのかもしれませんが、どうしてもこのキットが欲しいので早速問い合わせてみることにします。

    良い情報ありがとうございました。また、このブログもRSSリーダーに登録して定期購読させて頂きます。

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  2. Kazufumi様

    はじめまして。
    ご訪問、ありがとうございます。
    私の事を存じて下さっているそうで、とても嬉しく思います。
    フィギュアに加え、自転車趣味もご一緒なのですね!
    ビアンキにお乗りになっていたのでしたら、ぜひこのキットをお買いになることをお勧めします。
    とても良くできているキットです!

    Kazufumi様のブログ拝見いたしました。
    塗装もさることながら、オリジナルフィギュアの完成度も非常に高く驚きました。個性的な造形にとても惹かれました。

    今後ともよろしくお願いいたします。

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  3. レスありがとうございます。齋藤さんはAM誌でも掲載したりSWASH DESIGNでも素晴らしい製品を出して有名ですから、ミリタリー系模型をやっている人ならみんな知っているでしょう。私なんか最近のAM誌も齋藤さんのSASヴィネットが載っていたから買ったくらいです。(笑) 

    これは私の勝手なイメージなんですが、SWASH DESIGNは、なんというか、ミリタリーとかAFVの枠に収まらない何か違うテイストをもたらしたいと思っている何か思いを持っているように感じます。ワークウェアやジーンズ/革系ファッション雑誌などのような、昔のPOPEYE的なテイストも感じます。(違ってたらすみません)そういうところのセンスの良さもいいですね。今度のカーシリーズもいい感じですね!

    あと、齋藤さんはSASやジープやバイクの持つ独特のクールさに拘りを持っているように感じます。ミリタリーなんだけどミリタリーだけを見ていないかのような。(これも違ってたらすみません)

    拙ブログ拝見して頂いたようで恐縮です。出戻り2年ですけど、ヒストリカルフィギュアサイトのplanetFigureで日本人サポートメンバーしたりしてます。オリジナルはつい最近、去年の暮れくらいから始めたばかりなのでもっと精進します。

    ビアンキは実はもう手放してしまって、今はKestrelのTTバイクに乗ってます。なのでこのビアンキのTTキットに惹かれますね。

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  4. Kazufumi さん

    昨日、レスしたのですがアップの際に消えてしまい、ふて寝してしまいました。
    気をとりなおし、再度投稿です。

    SASビネット気に入って頂けて、嬉しく思います。

    SWASH DESIGNへの印象、ありがたく読ませて頂きました。
    メーカー設立当初から「自分達の好きな事(物)を自分達の方法でやる」というのが頭にありました。それは今も変わっていないつもりです。
    模型にメンバーの職業であるデザイン、イラスト、プロダクトモデルなどの要素を入れた製品作りをし、皆様にはSWASHらしさを見いだしてもらえる事になりました。

    メンバーそれぞれが色々なジャンルが好きなので、ミリタリーだけを意識していませんでした。
    それは最初に製品1/35スケールのトライアンフの模型で軍用タイプだけでなく民間タイプも同時に発売した時に始まっていました。

    SWASHの商品の共通点は取り扱う時代にあります。だいたい1940〜1970年くらいまで。それは人がまだ手で物を作っていた時代です。
    私たちは手作りが大好きです。アナログ的なものにとても惹かれます。
    今はデジタルでの模型作りが主流ですが、私たちもその恩恵を受けつつも、人間の手仕事を意識しています。アナログ+デジタルの良い所どり。その加減がSWASHの個性を出している部分かもしれません。

    >ミリタリーなんだけどミリタリーだけを見ていないかのような。
    私はあまりマニア体質ではないので、バイクもジープもあまり詳しくありません。

    単に形や色味が好きだったり、子供の頃から気になっていたものだったり、今まで知らなかった素敵な物に出会ったときだったり、まれに偶然見かけて惚れ込んしまったものだったりと・・・・模型の製作対象はこんな感じで決まります。

    自分の引き出しから引っ張り出されてきたり、外部の刺激によってイメージがわき出てきたり。
    こんな感じがとても好きでわくわくする瞬間です。

    製品開発や自分の作品の製作にとりかかる時に資料を集め、そのものを深く調べるようにしています。非常に浅いと言えば浅いのですが、かなり客観的に見られると思っています。
    もしクールと感じて頂けたのなら、こういう客観視が原因かもしれませんね。

    Kazufumiさんは出戻りまだ2年なのですか?!!信じられません。
    クオリティの高さは本当に素晴らしいですね。
    美術の勉強をされていたのでしょうか?
    とても研究熱心で色々学ばれているのが作品からもにじみ出ています。
    これからもますますのご活躍をされますように!

    貴ブログとリンクをさせて頂きたいのですが、いかがでしょう。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    返信削除
  5. Kazufumi さん

    昨日、レスしたのですがアップの際に消えてしまい、ふて寝してしまいました。
    気をとりなおし、再度投稿です。

    SASビネット気に入って頂けて、嬉しく思います。

    SWASH DESIGNへの印象、ありがたく読ませて頂きました。
    メーカー設立当初から「自分達の好きな事(物)を自分達の方法でやる」というのが頭にありました。それは今も変わっていないつもりです。
    模型にメンバーの職業であるデザイン、イラスト、プロダクトモデルなどの要素を入れた製品作りをし、皆様にはSWASHらしさを見いだしてもらえる事になりました。

    メンバーそれぞれが色々なジャンルが好きなので、ミリタリーだけを意識していませんでした。
    それは最初に製品1/35スケールのトライアンフの模型で軍用タイプだけでなく民間タイプも同時に発売した時に始まっていました。

    SWASHの商品の共通点は取り扱う時代にあります。だいたい1940〜1970年くらいまで。それは人がまだ手で物を作っていた時代です。
    私たちは手作りが大好きです。アナログ的なものにとても惹かれます。
    今はデジタルでの模型作りが主流ですが、私たちもその恩恵を受けつつも、人間の手仕事を意識しています。アナログ+デジタルの良い所どり。その加減がSWASHの個性を出している部分かもしれません。

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  6. つづき

    >ミリタリーなんだけどミリタリーだけを見ていないかのような。
    私はあまりマニア体質ではないので、バイクもジープもあまり詳しくありません。

    単に形や色味が好きだったり、子供の頃から気になっていたものだったり、今まで知らなかった素敵な物に出会ったときだったり、まれに偶然見かけて惚れ込んしまったものだったりと・・・・模型の製作対象はこんな感じで決まります。

    自分の引き出しから引っ張り出されてきたり、外部の刺激によってイメージがわき出てきたり。
    こんな感じがとても好きでわくわくする瞬間です。

    製品開発や自分の作品の製作にとりかかる時に資料を集め、そのものを深く調べるようにしています。非常に浅いと言えば浅いのですが、かなり客観的に見られると思っています。
    もしクールと感じて頂けたのなら、こういう客観視が原因かもしれませんね。

    Kazufumiさんは出戻りまだ2年なのですか?!!信じられません。
    クオリティの高さは本当に素晴らしいですね。
    美術の勉強をされていたのでしょうか?
    とても研究熱心で色々学ばれているのが作品からもにじみ出ています。
    これからもますますのご活躍をされますように!

    貴ブログとリンクをさせて頂きたいのですが、いかがでしょう。
    どうぞよろしくお願いいたします。

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  7. ものすごく丁寧なレス、ありがとうございます。なるほど、やはりSWASH DESIGNがミリタリー一辺倒とは違うなにかを感じるのは感性の違うメンバーのみなさんのコラボの賜物なのでしょうね。マニア視点ではなく客観視出来るという視点の高さがそういうセンスの基盤になると思います。前回のコメントでは私の考えのまとめが不十分でしたが、SWASH DESIGNはミリタリー好きな人だけでなく一般の人にも受け入れられる要素を含んでいるように感じる、みたなのが言いたかったことです。

    >出戻りまだ2年
    正確には2008年6月からですが、最初は製品や道具を買いあさって購入したキットを仮組みして楽しむレベルからスタートして塗装すらしませんでした。徐々に製作に本腰入れ始めたのは2009年の暮れくらいからですね。美術は学校とかに通ったわけではなく趣味としての独学の範囲程度です。小さい頃から図画工作が得意で大好きだったという事の延長ですが、出戻る前の約20年は全く別の趣味に没頭してましたからホント素人で、完全にゼロからのスタートです。知りたい事が多過ぎて大変です。(笑)

    >貴ブログとリンク
    いやホント、感謝感激恐縮です。素直に、嬉しいですね。私のとこでよければ、もちろんOKです。ぜひ、よろしくお願いします。

    あ、このエントリーの自転車のキットの件ですが・・・製作&販売されている方にメールを送ったり別サイトのfgのほうにもメンバー登録してメールを送ったりしたのですが、残念ながら今のところ連絡がつかない状態です。

    いつかは1/9パンターニフィギュアを作って・・・などと妄想していたのですが。(笑)なんとか連絡つければ手に入れたいですねー。ホント、久々に喉から手が出るほど欲しいと思ったキットなので。

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  8. 追記です。

    作者のさくらNRCさんに連絡が取れました。通信販売はしていないそうなのですが、上手く在庫があれば手に入れる事が出来そうです。情報ありがとうございました。手に入れた暁には報告致します。

    前のエントリーで書き忘れた事の追記です。

    SWASH DESIGNの商品の共通点、という部分で、「1940〜1970年くらい〜人がまだ手で物を作っていた時代〜手作りが大好き〜アナログ的なものにとても惹かれる、人間の手仕事を意識している〜アナログ+デジタルの良い所どり」という点にもの凄く共感しました。

    「人がまだ手で物を作っていた時代」という部分、なるほど!そうだよなぁ、という感じです。私も古き良き時代のモノづくり、アンティークなものに惹かれます。

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  9. Kazufumiさん
    さくらさんと連絡が取れて良かったですね。
    入手出来る事をお祈りしています。
    私は新作のピナレロTTマシン(ウルリッヒ)を購入します。

    古き良き時代の物は実物も模型も美しくて和みます。
    フィギュア好きな人は手作り感が好きな人が多い様な気がします。

    貴ブログへのリンク貼らせて頂きました。

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