先日はキット監修でお世話になっているガレージグレースに行って完成モデルを見て頂きました。
「ようやくミニの形をした模型が世の中に出て来た」とお褒めの言葉!
ミニに長年携わってきた人達から認めてもらえたのは本当に嬉しいです。
この模様はグレースのブログに載ってます。
そして、そして・・・
ようやくHP上で初回ロット予約の告知ができました。
2月には発売間際まで来ていましたが発売を延ばしたのはサンプル組で気になっていたシャーシのパーツを作り直したからです。
最初のはちょっと肉厚が薄すぎて強度不足、変形、組みづらさ、そして生産性の悪さなどがありました。
せっかく他の部分が良い感じなのに、基本となるシャーシに問題があるのは、どうしても我慢ができなくなりました。
全体的に薄く作りすぎて、キャストするとさらに痩せてしまいました。
実車の構造と同じようなのでボディと接着すれば強度が出てくるのですが、パーツ単体では何か心許ない感じ・・・
薄いパーツは薄くというのに挑戦したかったのですが、強度と生産性を犠牲にはできませんでした。
最初のバージョン
前のタイヤハウス部分との接合時に位置出ししずらい。
サブフレームと一緒に角度を決めないと後でサブフレームが付かなくなる。
フロアから一段立ち上がる箇所を境に反りやすく、リアのシートパネルとシートが位置決めしにくい。
修正バージョン
立ち上がり部分から前後に分割。接着時に平行が出せる。
またバルクヘッド部分をフロアーと一体にしたため、取付時の調整が必要なくなった。最初から正しい角度が出ているのでサブフレームとの接合が楽になった。
またヒーターが少し厚すぎた事、また位置が分かりづらかった部分をシャーシ側に彫り込みを入れて位置出しと出っ張り過ぎを改善した。
ワンピースでキャストすることを考えましたが、複雑な形状と各所の厚みの差があるのでどうしても気泡や湯周り不良が出てしまいそうなので2分割にしました。
将来のバリエーション展開にもこの方が便利であります。
モーリスミニのフロアマットはゴム製です。
修正前はパターンがわからずモールドなし。(不明でした)
後日パターンが分かったので、修正時に彫刻できました。
発売時期は延びてしまいましたが、この修正をした事でキットをより良いモノに出来たと思います。
何より心のモヤモヤがとれて、気持ち良く皆様にお届けできる事が嬉しいです。
SWASH初のカーモデル、皆さんに気に入って頂ける事を祈っています。
きっと・・・
多分・・・・
買ってよかったと思ってもらえるのではないかな~
次回はキットに付属するインストをご紹介したいと思います。^..^
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